<楽天5-1横浜>◇8日◇Kスタ宮城
44試合目の星野楽天が、今季最も効果的な攻撃で連敗を4で止めた。3回1死一、三塁で楽天4番山崎武司内野手(42)が放った犠飛が決勝点。4回1死三塁でも鉄平が犠飛を放ち、ダメ押しの5点目が入った。1試合2犠飛は今季初めてで、星野監督も「今まであそこで出なかったからなぁ。タケシと鉄平だから。大きかった」と勝敗のポイントに挙げ褒めた。
広いKスタはこの日もそうだったように左翼→右翼への風が定番。右打者の長打は望みが薄い。「この球場の打ち方を知ってる」と言う山崎は「横浜スタジアムだったらホームラン狙うけど。風があったから。右方向にフライを狙った。試合の流れの中で大きかった」と適切な状況判断だった。カウント3ボールから大きくスイングし、2球目を仕留めた。4回の鉄平は初球。外角球に対し積極的に踏み込み、強いライナーを中堅に打ち返した。
2人とも自分の打撃で犠牲フライを打ったことが大きい。直前のヤクルト戦は連敗したが、初戦は今季最多の18安打。2戦目も9回2死無走者から3点を返した。田淵ヘッドの「神宮から気持ちが出てきてる。ただでは転ばなかったと思うんだ」との言葉に実感がこもった。打てないと苦しみ打線を猫の目で変え、チームスタッフの組織改編まで行った。高須は「今、調子が上がっている人がいる。つなげば何とかしてくれる、という雰囲気は出てきた」。苦しんで苦しんで、兆しが見えてきた。
星野監督は言う。「ガルシアもすぐ合流できるみたいだけど、彼に長打は期待してないよ。中距離バッターだ。タケシの負担を軽くしてくれたらいい」。完勝後も野手陣はクラブハウスに直行し、反省点を洗うミーティングを実施した。残り100試合から巻き返す。【宮下敬至】




