涌井、オレたちのために魔術をかけておいてくれ!

 西武帆足和幸投手(32)が今日9日からの日本ハム3連戦で先陣を切る右腕にまさかの“ダル級残像”要請?

 だ。涌井のあとを受けて10日に先発するが「エースが勝ってくれれば、チームにとっても大きい」とニヤニヤ。あからさまなプレッシャーでハッパを掛けた。

 6、7日の日本ハム-楽天戦。日本ハムの剛腕ダルビッシュが「打者の始動が早くなるように、その残像を残して」と速球系の球でグイグイ押した翌日、技巧派左腕武田勝が好投し、「ダルの魔術」ともてはやされた。今度は涌井がスライダーとシュート系の球で打者の左右関係なく内角をえぐり、腰が引けた相手に帆足が宝刀パームでボールの上っ面をたたかせる。そんな光景を想像してしまう。

 もっとも、今季の帆足は同一カードで涌井の翌日に4度登板してすでに3勝1敗。「僕はそんなに意識しないけど」と技術的な部分には触れずに、「涌井が頑張ってもらわないと」と何度も繰り返した。エースが1カ月も遠ざかっている勝ち星を手にしてくれれば、チームに勢いという名の「魔術」がかかり、他の先発陣もより大胆な攻めが可能になる。ネタばらしも必要ないほどシンプルな魔法を、選手会長の狙い通りに涌井がかけてくれるか。【亀山泰宏】