<広島1-0ヤクルト>◇9日◇マツダスタジアム
勝っても負けてもいつも冷静なヤクルト小川淳司監督(53)の表情が、少し厳しかった。散発5安打で無得点に終わり、今季ワーストタイの5連敗。開口一番「もう何もないです」と切り出した。
7日は青木を4年ぶりの2番にするなど、1~7番の打順を入れ替えたが、この日は後半戦開幕時の打線に戻した。それでも前半戦の快進撃を支えたバレンティン、畠山が無安打に終わるなど、好転しない。
小川監督は「何とかしないといけないんでしょうけど、つながらないし、ヒットが続かない」と厳しく言った。3回は田中、7回は宮本が盗塁死。いい時も、悪い時も、常に結果に対する責任は自分にあると繰り返してきた。「いろいろありますけど、選択したことが間違っていたんでしょう。動いたからって点が入るわけじゃないし、動かなかったら、そのままでは変わらない。動ける打順とそうではない打順がある」と、珍しく語気を強めた。
最後は再び「何もないです」と言って会見を締めた。最大8・5ゲームあった2位との差は、7月11日以来の4差になった。前日は青木が特打を行い、宮本はロングティーで下半身を強化した。必死にもがくが、結果にはつながらない。2安打を放った青木は「去年もそうだけど、苦しい中1戦1戦やってきた。今はそういう時だと思う」と言う。今は「我慢の時」。少しでも早く、乗り越えるきっかけをつかみたい。【前田祐輔】




