<日本ハム2-5楽天>◇24日◇札幌ドーム
星野楽天がパ・リーグ混戦の主役を張る。苦手日本ハム相手に1回から打線が活発。バットの芯を食わずともフルスイングでしぶとく安打を連ね、一挙4点で主導権を奪取した。4回からは中継ぎが完全リレーで逃げ切り、1、2位を相手に敵地で2カード連続勝ち越した。今季2度目の4連勝。3位ロッテを0・5差とロックオンだ。
どれも、これも、嫌らしかった。1回1死満塁。楽天横川史学外野手(26)のぽーんと上がった打球が日本ハム右翼陽の前にポトリと落ちた。先制の2点打だ。ガルシアが一塁内野安打で3点目を奪うと、最後は中村。同じく右前に落とした。糸数から3者連続適時打で4得点。2四死球に後逸と相手のミスからつかんだ好機をものにした。
打ち取られた当たりでも、面白いように点が入っていった。「打者が振り切ったか」と問われ、星野監督はうなずいた。「そうそう。“カンチャン”てヤツだ」。ポテンヒットは偶然ではなかった。本西打撃コーチも「振り切っているから、厳しいコースも内野の頭を越える」。横川も中村も内角攻めに負けなかった。
残り42試合。第4コーナーを前の追い上げこそ、監督のビジョンどおりだ。現状を「3位から6位までは、どこも決め手がない。勝ったり負けたりが続く」と見ている。混戦を制すポイントは何か。ずばり、“2強食い”にある。
星野監督
残り40数試合、上位2チームをいかに食うかで順位が決まる。うちの場合は日本ハム戦の借金が、そのままチームの借金になっているから。他はほぼ5割で来ているんだ。
前カードのソフトバンク戦に続き、今季初めて日本ハムにも勝ち越した。一時は7連敗もあり11まで増えた借金も7まで戻した。前夜は復帰戦の武田勝。この日は制球不安の糸数。不調な相手は確実に打てる状態にある。今日の第3ラウンド。今季初の5連勝を懸け、ダルビッシュに挑む。打線の真価を見せる一戦となる。【古川真弥】



