<西武4-3日本ハム>◇26日◇西武ドーム
キング争いを独走する西武中村剛也内野手(28)が、2つの大好物をパクリと平らげた。1回は高めに浮いた外角直球を、豪快なスイングで左中間席中段へ。3回の2打席目は肩口から入ってきた甘いスライダーを、コンパクトに振り抜いて左翼ポール際へ運んだ。1試合2発の“おかわり弾”は6月30日以来。「両方とも打った瞬間、という感じでした」。夏バテ気味だった4番に、再び量産気配が漂ってきた。
守備での「名演技」も光った。同点の7回、右中間を破る長打を放ち三塁を狙った日本ハム糸井に対し、中村は「ボーッと立って」直前まで捕球の構えを取らなかった。これにだまされた糸井は最後にスピードを緩めてタッチアウト。中村は「三塁手はよくやるプレーですが、デカかったと思います」と、してやったりの表情を浮かべた。
大阪桐蔭高の後輩、中田と並んでいた打点王争いでも、単独トップに立った。「(打点数は)気にならないですけど(中田には)負けたくないというのはありますね」。攻守にわたる主砲の奮闘に、ベンチの士気も自然と高まった。延長10回、代打上本の殊勲打で、西武が今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。【広瀬雷太】



