<ソフトバンク4-3日本ハム>◇18日◇福岡ヤフードーム

 V目前で「勝利の方程式」がそろった!

 ソフトバンク馬原孝浩投手(29)が復帰後初セーブを挙げた。

 最後に投じた鋭いフォークが、完全復活の証しだった。2死三塁。内野安打でも暴投でも同点となる局面で、馬原が直球とフォークのわずか2球で9番加藤政を追い込んだ。3球目。迷わず腕を振って投げこんだ球は、2球目よりも鋭く外角低めへ落ちた。バットが空を切りゲームセット。7月18日以来のセーブに、ホッとした表情を見せた。

 「間違ってはいけない場面だったので、集中して投げた。(山崎)勝己を信頼して投げました」

 2カ月ぶりに守護神が勝ちゲームの最後をきっちり締めた。その頼もしさは連覇を確信させた。序盤からリードを奪いながら1点ずつ返され粘られる嫌な展開。自身の離脱などもあり、ここまで大車輪の活躍だった森福允彦投手(25)が1点こそ奪われたものの、62日ぶりにブライアン・ファルケンボーグ投手(33)と3人で「勝利の方程式」がそろい踏み。日本ハムに、ゲーム終盤の強さをまざまざと見せつけた。

 前日17日に続く登板。右肩痛が癒えての実戦復帰で、連投も問題ないことがチームを安心させる。

 「まったく問題なかった。(投球内容も)昨日より今日の方がよかった。肩はもう大丈夫です」

 開幕直後の離脱も合わせて、今季は3カ月近くチームを離れた。優勝へのラストスパートでようやく本来の姿に戻った。守護神が残り試合の最終回と、シーズンをきっちりと締めくくる。【倉成孝史】