<横浜5-0ヤクルト>◇9月30日◇横浜

 ヤクルトが横浜に完敗し連勝が4でストップした。試合の大きな分岐点となったのは1点をリードされた7回裏。先発増渕の後を受けた2番手日高が2死二塁のピンチを招いた。迎えた打者は黒羽根。次打者席にはすでに投手三浦が待機していたが、勝負を選んだヤクルトバッテリーは初球を左翼線に運ばれた。小川淳司監督(54)は「1点差だったら何とかなった。勝負するなら投手を代えるべきだった」と痛恨の失点を悔やんだ。

 この2点目を境に大きく流れは相手に傾いた。8回に送り出した3番手の一場がいきなり連続四球と安打で無死満塁。たまらず松井光にスイッチしたが2本の適時打を許して3点を奪われ試合は決まった。一場は先発投手との入れ替えのため、2日に2軍降格の見込み。6回1失点と踏ん張った増渕の粘りをリリーフ陣がつなぎ留められなかった。

 最後の試合は落としたが、9月は17勝7敗1分けと大きく勝ち越した。故障者を出しながらも白星を重ねるチームに小川監督は「気持ちが1つになった結果だし、力も備わってきたんじゃないか」と成長の手応えも感じている。いよいよ迎える勝負の10月に向け「今日は三浦が良すぎて点を取れなかった。切り替えてやるしかない」とすぐに視線を振り向けた。【大塚仁】