ソフトバンクが今日19日の日本シリーズ第6戦(福岡ヤフードーム)で、総力戦を仕掛け日本一を狙う。18日、名古屋から空路で福岡へ戻り福岡ヤフードームで最終調整した。秋山幸二監督(49)は第4戦で先発した今季最多勝のD・J・ホールトン投手(32)を中継ぎとしてベンチ入りさせることを明言した。

 王手をかけた秋山監督は一気に4連勝で日本一を決める「秘策」を明かした。

 「ホールトンから言ってきたよ。『行く』ってね。摂津もそうだけど、状態のいい投手をどんどんつぎ込んでいく」と、最多勝ホールトンの中継ぎ待機を明言。第6戦に登板すれば中2日だが、強行登板を志願した心意気を受け止めた。「明日は登板する可能性があるか?」と聞かれたホールトンは「さあ、どうなんだろうね。可能性はあるかもしれない」と不敵に笑った。

 4連投した後、第5戦で完全休養したファルケンボーグは中2日で万全の状態。第4戦で圧巻の救援をした森福も控える。第1、2戦と敗戦投手となった守護神馬原も、第5戦では1イニング無失点で復調した。第5戦で中1日で中継ぎ登板した摂津に加え、ホールトンまで準備する鉄壁の救援陣で栄光をつかみにいく。

 秋山監督は「今まで登板したピッチャーなら(日本シリーズの)雰囲気にも慣れているから。勝つことにこだわる。目の前の試合をいかに勝つかだけを考えてやりたい」。シーズン中の形には、もはやこだわらない。今季3度目で最高の胴上げは、総力戦で実現させる。【奈島宏樹】