西武牧田和久投手(27)が16日、“韓国アレルギー”払拭(ふっしょく)を誓った。「2011ゴールデン・ルーキー賞」(協賛・佐川急便)を受賞し、都内ホテルで表彰式に出席した。オリックス新戦力の李大浩内野手(29=韓国ロッテ)に対し「内角をえぐりたい。李承■にもやられてるので、韓国の選手には負けたくない」とライバル心を燃やした。

 1年目から大車輪の活躍だったサブマリンも、李承■を苦手にした。対戦成績は7打数3安打、2本塁打4打点を許した。そのうち1発はサヨナラ被弾で、抑えに転向して初めての失敗だった。今オフ、李承■と入れ替わるように韓国で3冠王を2度獲得した大砲が新加入。韓国を代表するスラッガーで、名字が同じ「李」とあって、悪夢を繰り返したくない思いがある。

 外国人打者への苦手意識はない。「日本人は投手に合わせた打撃をする。外国人は自分の振りたいように振るから、抑えるツボがある」と自信を持つが、今年は結果が逆だった。日本人を2割9厘と抑えたのに対し、外国人には3割2分1厘と打ち込まれた。来季2年目の飛躍には、李大浩を筆頭に助っ人対策がカギになりそうだ。【柴田猛夫】※■=火へんに華