リーグ2位の25本塁打を放ったソフトバンク松田宣浩内野手(28)は24日、福岡市内の福岡ヤフードーム内で契約更改交渉を行い、5800万円増の1億円で更改。8年ぶりの日本一を達成し、まさに年末ジャンボな契約更改となった。(金額は推定)

 松田の笑顔には1点の曇りもなかった。7年目で念願の1億円プレーヤーの仲間入りを果たした。「プロ入りしたときにはまず1億円プレーヤーになることを目標に頑張ってきたのでうれしいです」。

 大きな目標だった144試合フルイニング出場を達成した。25本塁打は西武中村に次ぐリーグ2位。打率2割8分2厘、27盗塁の好成績で、「トリプル3」がうかがえるところまできた。「内川さんの加入が一番大きかった」と首位打者の内川の存在を最大の要因に挙げた。同じ右打者として内川の打撃を手本にし、メンタル面でもアドバイスをもらった。「一番近くにいられてよかった」と感謝は尽きないようだ。

 「まずは30本塁打と30盗塁。そうすれば3割が見えてくると思うので」と来季の目標を挙げた。大きく飛躍した松田が、さらにジャンプアップを目指す。