あるぞ、ドバイ!

 オリックスの、来季V旅行先に中東のリゾート地として注目されるドバイ(アラブ首長国連邦)が浮上した。補強の充実ぶりに手応えをつかんでいる岡田彰布監督(54)は、早くも優勝旅行先について「ドバイやな」と希望。29日、西名球団社長も「この間、球団納会であった時も監督は(ドバイと)言っていた。優勝できるのであれば、いきたいところに。考えてみたらいいと思います」と前向きだった。

 球界でV旅行と言えばハワイ、ラスベガス、オーストラリアなどが定番スポットになっている。ただ岡田監督は阪神監督時代の05年に優勝旅行先のハワイで「次はドバイ」と口にしていた。その後はまだ優勝しておらず、今度こそ-の思いが強いようだ。オリックス本社は中東でも事業を展開しており当地にネットワークを持っている。あながち無理な話ではない。

 岡田監督は、年明けに西名社長、村山球団本部長らとゴルフを予定。「グリーン会談やな」と、ドバイを再プッシュする構えだ。すべては、96年以来16年ぶりのリーグ優勝に、自信を持っている表れ。現有戦力に、韓国の大砲・李大浩(イ・デホ)元巨人の高橋、西武からFA加入したミンチェら補強戦力をプラスして、ドバイに飛ぶ。

 ◆ドバイ

 アラビア半島の東南端に位置し、アラブ首長国連邦を構成する首長国の1つ。面積は大阪府の約2倍にあたる約4000キロ平方メートル。国際ハブ空港のドバイ国際空港を持ち、中東屈指のビジネス、観光都市として繁栄。世界一高いビル(828メートル)やヤシの木型の人工島が有名で砂漠ツアー、マリンスポーツも楽しめる。関西空港から直行便がある。