3番でも行けるんじゃ。広島梵英心内野手(31)が19日の紅白戦に3番遊撃で先発し、2打数2安打1打点の大暴れ。三盗を成功するなど2盗塁をマークし昨年手術した左膝の不安も吹き飛ばした。野村政権では3年目で初となる「3番」で結果を残した。10年の盗塁王が新境地で再び輝く。
野村カープにバリエーションが加わった。今季の実戦で固定されている「3番梵」の新オーダーが機能した。1回無死一、二塁。福井の直球に大振りせずセンター返し。俊足天谷が生還し先制点をたたき出した。7回1死二塁でも、小松の外角直球を逆らわずに右前へ。走者は本塁で憤死したが、指揮官が意図する理想の攻撃を見せた。
梵
いい結果が出て良かった。でも、今日だけの結果なので。手応えもないし、投手も遠慮しながら投げている。まだ、始まったばかり。これが、続いていけばいい。
昨季はシーズン序盤で左膝蓋骨骨挫傷を患い戦線を離脱。再起を懸ける今季に向け、足の状態には好感触を得ている。「スタートを切れたのは1つの段階。大丈夫」。4回に二盗を決めると、7回には果敢に三盗を成功させた。10年盗塁王の実力を発揮した。
野村監督
攻撃重視かスピード重視か決めかねているが(梵が)3番に入ったらバリエーションが増える。彼にはいろんな役割をしてもらいたいし、十分こなしてくれる。やってくれないと困る。
過去2年は東出と1、2番でコンビを組みチャンスメーカーを務めた。3番での出場はなし。今季はチャンスメーク兼ポイントゲッターとしての役割も期待される。打って走れる3番打者が、得点力不足を解消する。【鎌田真一郎】



