朝日新聞が16日、1998年ドラフトの逆指名制度で巨人に入団した二岡智宏選手(現日本ハム)が所属していた近大野球部の当時の監督が、退職後に巨人から業務委託を受け、2000万円を受け取るという覚書を交わしていたと報じた。

 巨人が近大の本川貢元監督と将来の業務委託料を支払う覚書を交わしていたと、朝日新聞が報じた件について、日本学生野球協会の内藤雅之事務局長は「現役監督が金額を明記した覚書を交わすのは学生野球憲章に違背している。過去のことだが、事実なら大変に遺憾」と話した。ただし、憲章違反の処分は3年で時効となるために、98年の事実を確認した場合も「処分の対象にはならない」と説明した。