<ソフトバンク2-1楽天>◇11日◇福岡ヤフードーム

 連続の豪打さく裂!

 ソフトバンクが楽天に競り勝って4連勝を飾った。立役者は4番のウィリー・モー・ペーニャ外野手(30)。1点リードの3回に右翼席に20号ソロ。9日ロッテ戦の決勝3ランに続く自身初の2試合連発で、先発摂津の15勝目を強力にアシストした。首位に立った日本ハムとは3ゲーム差。大事な大事な9連戦の初戦を主役の活躍でものにした。

 日本人打者ではめったにお目にかかれないような打球だった。1-0で迎えた3回。ペーニャが外角高め142キロ直球を流し打つと、ライナー性の当たりが一直線にスタンドまで届いた。9日ロッテ戦では左翼席上段に推定140メートルの特大弾。今度は違った形で、けた外れのパワーを見せつけた。

 「ラッキーなホームランと思っている。チームが勝てたのが何よりだ」と謙遜したが、先発摂津の15勝目を援護する貴重な追加点となった。この試合に向けてエースと約束していた。「何点取ったら勝てる?

 と摂津に聞いたら『5点』と言われたので、そのうち何点かを取ろうと思っていた」。お立ち台では2人で肩を組み「1、2、3、セッツー!」と叫んだ。

 8月31日日本ハム戦で左足くるぶし上に死球を受けた。4日からの西武3連戦中には試合前にベンチでうずくまる場面があった。周囲の「大丈夫?」との問いかけに「ノーダイジョウブ」。影響はあるはずだがこの日で8戦連続安打の活躍を続ける。

 ホークスの外国人選手としては10年オーティズ以来となる20号の大台に到達した。本塁打王争いではリーグトップの西武中村に2本差。助っ人として球団史上初のキングも視野に入るが「数字は気にしない。勝つしか考えていない」とフォア・ザ・チームを強調した。

 競り勝った秋山監督は「良かった。勝つことが一番だ。集中してやっていくよ」と前を向いた。この日から今季3度目の9連戦がスタート。過去2度はともに6勝3敗と勝ち越している。今回は日本ハム、西武との上位対決を控える。「去年のようにチームが優勝できることを願っている」とペーニャ。逆転でのリーグ3連覇へ、頼れる主砲の活躍がペナント最終盤にも欠かせない。【大池和幸】