「栗の樹ファーム」が人気観光地の仲間入り!?

 日本ハム栗山英樹監督(51)の“第2の故郷”である栗山町が旅行業界から注目を集めていることが15日、分かった。パ・リーグ制覇を決めた2日以降、指揮官が営む同施設に観光客が押し寄せている状況に北海道旅行専門サイト「ぐうたび北海道」は即座に反応。札幌からの日帰りプランなどを特集するページを近日中に企画する予定だ。

 同サイトの村沢規子編集長(48)は「栗山町はもともと、観光地としてポテンシャルが高い。札幌から車で1時間弱で行ける近くの穴場。そこに、栗山監督率いる日本ハムの優勝が重なった。ますます注目度は上がっている」と熱弁。今後、知名度が上がった同町を取り上げていくつもりだ。

 リーグ制覇直後の6日からの3連休では、栗の樹ファームに約1000人の観光客が訪れた。優勝前は1日で100人前後だったが、3倍の約300人が訪れたという。体育の日だった8日は月曜で本来は休館だったが、静養していた栗山監督の粋な計らいで急きょ開館。ビールかけで着用していた優勝記念キャップも洗わないまま展示したり、ファンとの記念撮影も気さくに応じるなどのファンサービスで、訪れたファンを楽しませていた。

 栗山町では指揮官を表彰することも検討に入った。椿原紀昭町長(66)と同町役場関係者らが協議を重ねているという。「栗山監督のおかげで町がメディアに取り上げられ、注目されている。何らかの形で感謝を伝えたい」と、同町2人目となる町民栄誉賞を贈る可能性も浮上。この日も同町で静養した栗山監督は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージへ向けて英気を養った。盛り上がる地元パワーを充電し、夢の日本一へ駆け上がる。