“藤浪デビュー会議”招集!

 阪神中村勝広GM(63)が28日、ドラフト1位指名の大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(18)の育成方針について南球団社長、和田監督らと会議を行う計画を明かした。何と正式契約を結ぶ前、11月1日から始まる高知・安芸での秋季キャンプ中に実施する異例さ。金の卵を絶対的エースに育てるプランを練る、重要な話し合いになりそうだ。

 黄金の卵をいかに育てていくか。まずは藤浪の育成方針を明確にしなければいけない。中村GMが11月1日からの秋季キャンプ中に“藤浪デビュー会議”を招集する方針を示した。

 中村GM

 話し合わないといけないな。社長、監督、ヘッド、担当コーチ、なかなか、みんな集まる機会もないから、秋季キャンプ中で社長が来るタイミングでね。早い方がいい。

 フロント、現場が一堂に会す場で育成方針を練ることになる。前日27日には中西投手コーチが「1年目から2桁勝てるぐらいの能力がある」と開幕ローテーションの有力候補に位置づける考えを明かした。藤浪の来春の沖縄・宜野座1軍キャンプ参加は確実だが、金の卵だけに、中村GMは慎重な姿勢を崩さなかった。

 中村GM

 キャンプ、開幕で1軍スタートになるのか。それがまず、ポイントになる。でも、開幕から6人の中(ローテ)に入れて数えるのは危険だと思うな。体力あるといっても高校生、18歳だから。松坂、田中と同じクラスの投手だと思うけど、彼らと同じ取り扱いできるのかどうか。自主トレを見て、判断することになるだろう。

 逸材だけに大事に育てていかなければいけないが、1軍選手の中で経験を積むことも必要。巻き返しを期すチームの戦力となるために、最善の環境で藤浪に猛虎魂を注入していくことになりそうだ。

 中村GM

 だからといって安芸(2軍キャンプ)からというわけでもない。1軍に慣れさせるという方法もあるし、何がいいのか。1日も早くタイガースの戦力になってもらうこと、1番力の出せる状態にするために、手順を踏まないと。

 高校3冠右腕を迎え入れる準備を整えていく。中村GMは「これだけのビッグスターを預かったことないから。難しい判断やな。金の卵をうまくふ化させないと」と引き締めた。過去に例のない、最大級の逸材。球団を挙げて絶対的エースへ育てる最善の道を模索する。