楽天鉄平外野手(29)が原点回帰で打撃復活を目指す。30日の秋季練習。他の選手が引き揚げた後も、1人でマスコットバットを振り続けた。ロングティーを約200球。じっくり1時間あまりかけた。「体幹を使って打つ。僕の腕力なんて知れていますから。基本に立ち返って。そうすれば、求められている打撃ができると思う」。1球、1球の感触を確かめながら行った。
今季は打率2割5分1厘。同2割2分8厘と絶不調だった昨季よりも、上向く兆しはあった。「シーズン後半に入って、これだという感じはあった」という。それでも、かつての首位打者にとって、納得できる数字ではない。つかんだ感触を忘れないようにと、基本の打撃練習を繰り返した。
ロングティーを終えると、Kスタ宮城のスタンドにいるファンから拍手をもらった。「たいした数は、やってませんよ」と控えめに言ったが、重いバットでも打球は外野フェンス際まで飛んでいた。しっかり振り切っている証拠。そのひと振りが、復活の道につながっている。【古川真弥】



