初日からガチ!
阪神和田豊監督(50)が秋季キャンプ(高知・安芸)の初日から紅白戦を行うことを明言した。30日に甲子園で秋季練習を打ち上げ。明日1日から始まるキャンプでは第2クールまでに4試合の紅白戦を実施し、若虎サバイバルを徹底的に演出する。ドラフトで指名した藤浪晋太郎投手(18)、北條史也内野手(18)らイキのいい新顔に負けていられない。戦いの秋が始まる。
生き残るのは誰だ?
逆襲に燃える和田監督が秋季キャンプの初日からバトルを仕掛けた。11月1日から高知・安芸で紅白戦を実施。いきなり若虎サバイバルのゴングが鳴る。「初日から行くよ!
体も仕上がっているし、すぐにできるだろう」。秋の陣では、実戦形式を序盤から取り入れることを宣言していたが、助走期間はなかった。
5位低迷から脱するために、2年目を迎える和田内閣は大幅に改造した。新任コーチが多く、若手の実力をチェックするため、第2クールまでに4試合の紅白戦を行う。その結果と内容次第では、居残り練習に取り組む鳴尾浜に強制送還という厳しい措置が取られる方針だ。春季キャンプの1軍同行を懸けた場でもあるため、若手にとっては、脱落すれば、死活問題になる。
この日はフェニックス・リーグから帰阪した平田2軍監督が甲子園を訪れた。現状報告を受けた和田監督は「投手がおもしろいと聞いたから、紅白戦で見たいね」と声を弾ませた。投手では、秋山VS岩本の先発ローテーション争い。ストッパー候補に名乗りを上げた高卒ルーキー松田VS復活をかける久保田のブルペン争い。外野手は伊藤隼、中谷、一二三らで大混戦に発展する可能性がある。7イニング制の限られた中で、アピール合戦に注目だ。
若虎にとって、敵は秋季キャンプメンバーだけではない。25日のドラフト会議で、4球団競合の末に大阪桐蔭・藤浪を1位指名。光星学院・北條とともに甲子園を沸かせた投打のスターをダブル指名した。3位以下では投手、野手ともに即戦力を確保。1年目からルーキーが大躍進する可能性があり、現有メンバーも油断できない。キャンプ初日から視察予定の中村GMは言った。
「現在の若手の力関係や力量も見られると思う。競争原理を整えるのが、我々フロントの仕事」
金本と城島が今季限りで現役を引退。絶対的守護神の藤川もメジャー移籍が決定的な状況だ。世代交代は待ったなし。異例の11・1ガチンコ勝負から、猛虎新時代が始まる。【田口真一郎】
◆若虎バトル
先発投手の争いは、秋山を筆頭に、小嶋、伊藤和、清原、岩本、鶴、二神が争う。
リリーフ候補は松田、藤原、川崎、白仁田、玉置。
遊撃では高卒ルーキー・西田VS育成枠・藤井宏の争いに注目。
外野手は将来の主軸対決が見物だ。中谷、一二三、伊藤隼が秋季キャンプメンバーに入った。



