ソフトバンク移籍が決まった五十嵐亮太投手(33=前ヤンキース)が17日、福岡ヤフードームで入団会見に臨んだ。カメラの無数のフラッシュを浴び「これ、心からの笑顔ですよ」とうれしそう。同席した王貞治球団会長(72)と握手を交わし「王会長に評価していただいたのは、野球選手としてすごくうれしいことなので」と話した。阪神など複数球団からソフトバンクに決めた最大の理由は王会長の存在だったようだ。

 日米13年間の奪三振率9・83をマークする右腕に王会長は「ファンの胸に焼き付くようなピッチングを」と期待。これに五十嵐は「三振にはこだわっていきたい」と応答した。3年契約で最大6億円の契約を結び、クローザーかセットアッパーとして期待される。五十嵐は森福、ファルケンボーグとともに7回以降を任されることが有力で、頭文字を取って勝利の方程式「MIB」が結成されそうだ。【大池和幸】