楽天の新人合同自主トレが12日、Kスタ宮城でスタートした。午前10時から室内練習場でランニングやキャッチボールなどで約3時間、汗を流した。初日を終え、各選手が「きつかった」と振り返る中、ドラフト3位の大塚尚仁投手(18=九州学院)は「楽しかったです」とすがすがしい表情。周囲から「不思議ちゃん」とささやかれる通り、ひと味違う資質を見せた。合同自主トレは28日まで行われる。

 大塚が「らしさ」を発揮した。新人合同自主トレ初日を終え、報道陣から感想を問われると、数秒間沈黙…。「先輩方が話しかけてくれたりして、楽しかったです」と答えた。続けて、想像していた練習とは何か違ったか問われ、再び沈黙…。すると「とても楽しかったです」と、振り返った。

 昨年12月の新人の入団会見でも、独特の「間」で周囲を笑わせた。質疑応答で仙台のイメージを問われ「とても都会だと思いました」と、ほのぼのとした性格を印象づけた。星野監督も「おとぼけだな」と苦笑いするほど、他選手とは異色の気配を漂わせている。ドラフト6位の柿沢貴裕外野手は大塚と中学時代から関わりがあったが「全く変わってませんね」と笑った。

 それでも、投球ではコントロールを高く評価されるなどマウンド上は別人になるという。趣味は「卓球はうまいです」と自信も見せる不思議ちゃん。投球でも、ひと味違ったものを見せてくれるはずだ。【斎藤庸裕】