ソフトボーイが早くもキャンプモード突入!

 日本ハム大嶋匠捕手(22)が12日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行った。前日11日に地元の群馬から勇翔寮に戻り、闘争心に火が付いた。午前9時から午後4時まで約7時間の猛練習を敢行。「夜もやります」と夜間練習も追加した。注目を集める大谷を尻目に、1年前はソフトボールからの転身で話題を集めた主役が黙々と汗を流した。

 いきなりキャンプイン状態だ。ウエートトレーニングに始まり、グラウンドではランニングやキャッチボール。昼食を挟み、室内練習場では特守や特打なども行った。「年が明けたので、量もしっかりやりたいなと」。久しぶりに打撃マシンと対峙(たいじ)すると「楽しくて、ずっとやっていました」。練習に夢中になり、あっという間に日が暮れていった。

 勝負の2年目に向け、無休で突っ走る。昨年は異競技からの挑戦で、色眼鏡で見られた部分もあった。ただ、今年は「1年間やらせてもらった。慣れていないとか、言い訳はできない」と意気込む。プロ初のオフは、キャンプ日程に合わせて4勤1休ペースを考えていたが「休みを取る必要があるかな…」と、完全オフを作るつもりはない。

 6日から5日間は同郷の先輩、斎藤と群馬で合同自主トレをしてきた。「体幹トレとか、勉強になった」と有意義な時間を過ごした。「2年目という目で見られる。結果を残したい」。時間が許す限り、野球に全てを注ぎ込む。【木下大輔】