阪神4位小豆畑(あずはた)真也捕手(24=西濃運輸)の1軍キャンプ同行が濃厚になった。即戦力捕手に対する球団内の評価が急上昇していることが判明。黄金ルーキーの藤浪とともに沖縄行きの切符を手にする可能性が高まった。
球団関係者は言う。「スローイングの技術が高く、1軍でも十分に通用するレベル。間違いなく、おもしろい素材だ」。アマ時代には強肩捕手として、知名度を上げた。本塁から二塁への送球タイムは最速1・78秒。これはプロでも屈指の数値だ。小豆畑もセールスポイントと自任。「一番いいキャッチャーとは刺すより走らせない選手。投手に集中してもらうのが一番の仕事」と理想を掲げている。守備力が要求されるポジションで、早くも首脳陣のハートをつかんでいる。
ここ数年の阪神で捕手部門は弱点だった。城島が故障の連続で昨年限りで現役を引退。ベテラン藤井彰も故障がちで1年間フル回転は難しい。若手有望株の小宮山も伸び悩んでいる。こういった背景もあり、昨年オフにはFAでオリックスから日高を獲得。さらにドラフトで小豆畑を指名するに至った。打力のある今成も控え、今年はキャンプから正捕手争いが激化するのは確実だ。
春季キャンプの1、2軍選定については、17日に予定される合同スタッフ会議で詰めの作業が進められる見通しだ。ここで小豆畑の名前が沖縄組で挙がるのは濃厚。正式決定となれば、有望ルーキーの開幕1軍入りの道が一気に開ける。24歳の大穴的存在が激戦のポジションに割って入る。
◆小豆畑真也
あずはた・しんや。1988年(昭63)7月22日、岐阜県生まれ。長良-国学院大。1年で中退。その後、中部学院大に進み、2年春から正捕手。岐阜学生リーグで2年秋にMVPとなり、リーグ優勝。西濃運輸では1年目の11年、都市対抗に出場。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。



