ソフトバンクのドラフト1位東浜巨投手(22=亜大)が新加入するパディーヤからケンカ投法を盗む。17日、西戸崎合宿所でメジャー通算108勝右腕の入団合意を聞いた。通算死球109個に「内角を攻めている証拠。攻めていっての死球ならOKだと自分は思っています。メジャーで活躍してきた投球技術を見ていきたい」と強気の内角攻めを学ぶ。

 メジャーに興味を持たない東浜にとって、外国人投手として思い浮かぶのが元巨人のガルベス。右打者の内角をシュートでガンガン攻める強気な姿が、8歳だった東浜少年の脳裏に焼き付いた。98年甲子園での乱闘騒ぎもリアルタイムでテレビで見たという。

 助っ人右腕とは先発枠を争う。「競争は厳しいが自分を見失わないことが大事」と、強力ライバルにも平然だ。明日からは新人合同自主トレ第3クール。キャンプまでに7、8割の仕上がりにする。