【ホノルル(米ハワイ州)18日(日本時間19日)=鈴木忠平】鬼門突破は任せろ-。阪神福留孝介外野手(35)がチームにとって鬼門となっているナゴヤドーム攻略へ自信を見せた。和田阪神は昨季12試合で18得点、2勝9敗1分けの惨敗に終わったが、福留にとっては慣れ親しんだ古巣だ。同球場での通算打率は3割1分8厘と好相性を誇っており、鬼門攻略の先頭に立つ。
和田阪神にとっては何とも心強い発言だった。鬼門ナゴヤドームについて問われると、福留は困ったように笑った。
「本拠地として試合をしていたわけだからね…。特に何もない。他のドームに比べたら明るくてボールが見やすいと思う。阪神の選手がどういうふうに思っているか知らないので、それを聞いてみたい」
苦手意識はまったくなし。それどころか99年の入団から07年まで9年間プレーした球場だけに最も力を発揮しやすい場所だと言える。ナゴヤドームでの通算成績は打率3割1分8厘、83本塁打、292打点だ。
阪神にとっては悩まされ続けている鬼門だ。ナゴヤドームで勝ち越しは、08年以来ない。昨季に至っては2勝9敗1分け、チーム打率2割1厘、1試合平均得点は0・7点と、完璧に封じ込まれた。マウンドが硬く、投手有利と言われるナゴヤドームで虎打線は完全に沈黙した。先取点を奪われれば、ほぼ敗戦というムードが漂っていた。
それだけに、福留にかかる期待は大きい。中日投手陣に対し、逆に苦手意識を植え付けることができれば、鬼門突破への足がかりになる。福留は同球場での具体的な戦い方に触れなかったが、チームメートへのアドバイスが大きな武器になるのは間違いない。
この日も早朝からワイキキ中心部のホテルを出発して、ダイヤモンドヘッドを1周する約10キロのコースを走った。その後、キャッチボール、ダッシュときっちりとメニューをこなしてハワイでの自主トレを打ち上げた。帰国後は甲子園、そして鳴尾浜を訪れる予定。チームメートにあいさつし、交流する中で“鬼門”についても話が及ぶだろう。チーム一丸での鬼門突破へ、福留が先頭に立つ。



