鳥谷よ、日本野球の常識は捨てていけ-。阪神福留孝介外野手(35)が20日、WBC優勝経験を元に鳥谷へ“アドバイス”を送った。自身は2大会連続で出場。06年大会では準決勝・韓国戦で決勝本塁打を放つなど優勝に貢献した。今回はチームメートとなった鳥谷が候補に選出されており「心得」を説いた。

 「僕は無理だけはしないようにしていた。時期が時期だけにそれが一番大事だと思う」

 まずは開幕前の3月という時期だけに、調整ピッチを無理に上げることに警鐘を鳴らした。福留も当時、新しい打撃フォームに取り組んでいただけに、WBC序盤は不振だった。それでも終盤から思い通りのスイングができるようになり、シーズンではMVPを獲得した。焦りは禁物だというわけだ。

 また、メジャーでの経験も踏まえて、国際大会では日本の常識は捨てた方がいいと力説した。

 「日本の感覚の野球は捨てた方がいい。向こうの審判、向こうの感覚でやられると思った方がいい。何でもあるから」

 06年大会では米国戦でデービッドソン主審による西岡のタッチアップでの得点を取り消す“誤審問題”などがあった。また、ストライクゾーン、ボールの違いなど全てに変化があることから、まずは先入観を捨てることを勧めた。

 この日は知人の結婚式に出席した福留。キャンプに入れば、鳥谷と顔を合わせて話する機会もあるはず。虎の一員として海外での経験を直接、アドバイスする準備はある。【鈴木忠平】