オリックスが23日、今オフ3度目となるトレードを日本ハムとの間で成立させた。選手会長の大引啓次内野手(28)や先発ローテ候補の木佐貫洋投手(32)を放出してでも、日本ハム糸井嘉男外野手(31)獲得に全力を注いだ。昨年は最下位に終わり、岡田監督を解任。年が明けても、西名弘明球団社長は「私は腹が立っている。トレードはドンドンやる。右翼のポジションはまだ空いている」と編成部門にハッパをかけていた。
糸井&坂口の右中間コンビは、09年から3年間ゴールデングラブ賞に名をそろえている。左翼のT-岡田とともに、攻撃と防御の両面でハイレベルな外野陣を編成できる。村山球団本部長は「クリーンアップを打てて、走れて守れる3拍子そろった外野手がほしかった。日本屈指の選手で『ぜひとも』とお願いした」と話した。日本一となった96年はイチロー、田口ら最強外野陣を擁した。それに匹敵する魅力を秘めている。
糸井がメジャー志向で来オフにポスティングを要求する可能性があることに、同球団本部長は「今後のことは直接本人と話をして聞きたい。志は高くもってやってもらうのが一番だが、いずれにしても本人と会ってからになる」と話した。26日に入団会見を予定しており、同日にも面談でメジャー志向を確認することになりそうだ。
八木獲得で手薄な先発左腕も強化した。今オフは人的補償でソフトバンク馬原を指名し、FAでは内外野守れる平野も獲得。積極的に血の入れ替えを推進した。【田口真一郎】
◆オリックスが成立させた今オフのトレード
12年11月5日に巨人から東野峻投手(26)山本和作内野手(26)をトレードで獲得し、交換要員の香月良太投手(30)阿南徹投手(28)を放出。さらに翌6日には西武から原拓也内野手(28)を獲得し、山崎浩司内野手(32)を放出した。



