フジナミのティーチャーになる!?

 阪神ランディ・メッセンジャー投手(31)が30日、関西空港着の航空機で来日。中西投手コーチがキャンプでドラフト1位藤浪と同組で調整させるプランを明かしたことについて、ウエルカムの姿勢を示した。

 「自分のことをいい選手だとは決して思わないけど、自分の知識とかを広めていければいいね」

 自身の調整も万全だ。10年オフには、米ケンタッキー州の自宅で、愛馬のために馬小屋を建て、ブルペンまで自らの手で作り上げた右腕。今オフも“大工トレ”を行ったことを明かした。

 「木は何本もたくさん切ったけど、何もつくってないよ。ブルペンに窓をつけたぐらいだよ」

 オフのテーマに掲げた平均球速アップもクリア。「もっと力強くなりたかった。それは達成できたんじゃないかな」と自信満々。速球派右腕は、かつての剛速球を取り戻すことに闘志を燃やす。

 「92~93マイル(150キロ前後)が常時出るように。最高球速で97マイル(約156キロ)ぐらい出るようにもう1度やりたいね」

 3年連続2桁勝利を狙う。昨季は10勝11敗と負け越したが、安定感抜群だった。「個人的な数字は伝えないよ。達成できなかったら、ボロカスに言われるからね」と笑いながらも「その辺じゃないかな。9回、勝ち負けつかずがあった。9個の中で5個増えてくれれば」と今季の目標を15勝に設定した。

 198センチのメッセンジャー&191センチのスタンリッジに197センチの藤浪を加えた猛虎の“トリプルタワー”で一体何勝するのだろう?