東京ドームにユニホーム姿のゴジラが帰ってくる。巨人は1日、昨年末に現役を引退した松井秀喜氏(38)の引退セレモニーを5月5日の広島戦(東京ドーム)で行うと発表した。当日は長嶋茂雄終身名誉監督も同席し、ともに在籍当時のユニホームに袖を通す予定だ。

 巨人の桃井恒和球団社長は「ファンも3番と55番が並ぶところをもう1度、見たいと思う。球団からもお願いしたいと思っている」と、ユニホーム姿での始球式を計画。2人の師弟関係がよく分かる演出を練っている。

 2002年(平14)11月、日本一になった後のファン感謝祭が、巨人のユニホームでは最後の東京ドームだった。松井氏は、今回のセレモニーについて「尊敬する名誉監督の前でファンのみなさんにごあいさつする機会ができたことをうれしく思います。久しぶりの東京ドームが今から楽しみです」と、こどもの日を心待ちにした。

 また長嶋終身名誉監督も「監督と選手として最も濃密な時間を過ごした東京ドームで、松井君の姿をまぶたに焼き付けることができるとは感無量です。私の愛弟子として、ファンの皆さんとともに、これからも彼を応援していきます」とコメントした。