<中日1-0阪神>◇25日◇ナゴヤドーム
防御率0点台でも、被安打1でも、阪神榎田大樹投手(26)が勝てなかった。なんとか試合をつくるも、2敗目(2勝)。初回は1番大島への死球から、計3四死球で2死満塁のピンチを招く。6番クラークを一ゴロに仕留めて事なきを得たが、以降もスライダー、チェンジアップが抜け続けた。4回は四球に自身の野選で招いた無死一、二塁を連続空振り三振、三盗失敗で耐える。だが、そのまま無失点で終えられるほど甘い世界ではなかった。
榎田
緩急をつける球をうまく使えなかった。四球が多くて、バッターのリズムを悪くしてしまった。ピッチャーへの四球が、点を取られた一番の要因です。
両チーム無得点の5回。1死から9番岩田への四球が命運を分けた。2死一塁から一塁走者大島に二盗を許し、暴投で2死三塁。2番荒木に外角低めシュートを拾われ、三遊間を抜かれた。先制適時打はこの日初めて許した安打でもあった。6回で114球を要し、7奪三振1安打ながら6四死球1失点。「苦しみながらも抑えようとしたんですが…」と唇をかんだ。
中西投手コーチは制球難について「マウンドがな。ナゴヤドームは(足が)引っかかる傾向がある。腕が出てこなくなって、横振りになる」と分析。「ヒット1本で粘り強く投げた。でも厳しいこと言うようやけど、岩田の四球やな。こういうゲームを勝っていかないと」。期待するからこそ高いハードルを課した。
防御率0・385は0・61に落ち、リーグトップから2位に陥落。とはいえ、開幕から4試合29回1/3で被安打はわずか11本。ポテンシャルの高さだけは疑いようがない。【佐井陽介】



