左腕対決にメラメラだ。ソフトバンク帆足和幸投手(33)が3勝目をかけて今日28日の巨人戦(東京ドーム)に先発。27日は千葉・QVCマリンでの全体練習に参加した。昨オフに背番号が11から47に変更されたが、今回投げ合うのはかつて同番号を背負った杉内。1学年下の後輩の言葉を思い出し、闘志を燃やした。過去5試合登板して未勝利の東京ドームで、チームの5割復帰に貢献する。

 帆足は「新旧47対決」を前に、杉内との会話を思い返した。昨オフ、背番号が古巣西武時代の47へと変わった。するとかつて同番号を背負った杉内と話す機会があった。「『幸運な番号だから帆足さんも勝てるようになりますよ』と言われました。普通、自分でそんなこと言わないですよねぇ」。ちょっと上から目線な言葉に、苦笑いした。

 確かに杉内の“予言”は的中した。FA移籍初年度の11年は左肩痛で1試合登板に終わったが、今季はここまで2勝。今は状態もいい。先発ローテーションの兼ね合いで18日に出場選手登録を抹消され、登録即先発する。10日間の調整期間も1軍に同行。遠投を多めにして、前日27日の41球のブルペン投球でもしっかり腕を振って投げられた。

 1学年下の後輩左腕に貫禄を示したい。過去に先発での投げ合いは5度あるが、2勝1敗(チームは3勝2敗)と上回っている。東京ドームでは過去5試合に登板。4度の先発で0勝2敗と「鬼門」だが、今年の巨人はなぜか技巧派左腕に弱い。ヤクルト石川、阪神榎田らに白星を献上しており「そうなんですか?

 いいイメージを持って戦います」と表情は明るかった。

 本塁打が出やすいとされる球場だが、意に介さない。「気にしてたら自分のピッチングを崩す。いつも通り投げるのが一番いい。打たれるものは打たれる。いかに粘り強く投げるか」。被弾も覚悟の上で、チームの白星につなげる覚悟だ。【大池和幸】