<楽天2-13ソフトバンク>◇21日◇郡山
リーグ戦再開の初戦は惨敗だった。楽天は先発の則本昂大投手(22)が5回9安打4失点で降板し、4敗目。3月29日の開幕戦以来となるソフトバンクを相手にリベンジを誓っていたが、結果はプロ最短KOだった。2番手以降の救援陣も崩れ、計13失点。打線も相手エースの摂津を崩せなかった。交流戦を球団初の2位で終え、勢いをつけてリーグ戦に臨んだが、大敗を喫して3位に後退した。
投打に差の表れた試合だった。先発の則本は、2回に2点先制されるなど毎回安打を浴びる苦しい投球。5回で105球を要し、9安打4失点。プロ最短KOで4敗目を喫した。2番手以降の救援陣も全員失点。被安打21は今季ワーストで、ソフトバンク打線の勢いを止められなかった。星野監督は「(則本が)あれだけ打たれたらね。気持ち良く打たれすぎ」と疲れ切った表情で話した。
交流戦では、優勝したソフトバンクとわずか0・5ゲーム差だった。それなのに大敗した。差は何だったのか。先発の投球内容に違いが出た。則本は140キロ台後半の直球とスライダー、カーブを中心とした攻め。対する摂津は140キロ前後の直球とシンカー、カーブが軸。タイプ的には似ているが、則本は2、4、5回に先頭打者を出し、失点につなげた。一方の摂津は先頭打者を抑え、ピンチでも粘った。勝つためのセオリーを守れるか否かの差が、如実に結果に表れた。
開幕戦の雪辱を果たすはずだった。3月29日のソフトバンク戦で敗戦投手(6回1/3を投げ4失点)となり、「仕返しします。気持ちだけは負けないようにしたい」と挑んだ則本。「球は来ていた」と星野監督からも評されたように、150キロ超の直球を何度も計測した。攻める気持ちは出ていたが、リベンジに失敗した。
結果として、打線の勢いにも差が出た。12安打を放ったが、わずか2得点。クリーンアップが計3安打だったのに対し、ソフトバンクは同9安打。得点パターンである4番ジョーンズ、5番マギーがチャンスを生かせなかった。
この日は福島・郡山で開催され、夏季限定ユニホームの「TOHOKU
GREEN」を今季初めて着用した。詰め掛けたファンに勝利を期待されながら、結果を残せなかった。今日22日は仙台に戻っての戦いとなる。本拠地で仕切り直す。【斎藤庸裕】



