<巨人0-2中日>◇22日◇東京ドーム
巨人の連勝が5で止まった。先発杉内俊哉投手(32)が4回、先頭の中日クラーク、1死から和田と、2本のソロ本塁打を打たれた。今季の被本塁打が8本となり、昨季の6本(投球回は163回0/3)を早くも超えた。
2本とも初球だった。クラークはスライダー、和田は直球だった。ともに高く浮いた球で、フルスイングされた。打たれた8本の内訳に傾向が出てきた。初球が3本。1ストライクが4本。2ストライクからは1本しかない(2ボール2ストライク)。A級のスライダー、チェンジアップで勝負される前に、相手はファーストストライクから積極的に振り込んでくる。そこを痛打されている。
杉内は「失投です。クラークには真ん中、和田さんには高めに浮いてしまいました。そこに投げるコントロールが無かったので、力で持っていかれました」と反省した。ただ、自身が「もともとがフライピッチャー。ゴロピッチャーじゃない」と認めるように、直球の伸びと打者の手元で曲がる変化球を駆使して抑え込む本格派。仮に狙いが狂っても、フライアウト、あるいは空振りを奪う力がある。今季は、飛ぶ統一球の分を差し引いても、フェンスオーバーが目につく。
失点後は、入り球に慎重を期し、7回まで危なげなく抑えた。原監督は「ホームランという部分は、どこかに防げる糸口があるはず」と話した。引き出しは無数に持ち合わせているベテラン。今の状態に照らした方法論で、若いカウントの本塁打は撲滅できるはずだ。【宮下敬至】




