広島前田健太投手(25)が、「マツダオールスターゲーム2013」での2年連続MVPを誓った。ファン投票で選出され、2年連続3度目の出場が決まった。昨年は第2戦で投手として8年ぶりにMVPを獲得した。2年連続の受賞となれば、70、71年の阪神江夏以来となる。
「今年も狙って取りに行けたらいいと思います。でも、今の僕の勢いでは無理でしょ」。会見場には、珍しく弱気なエースの姿があった。複雑な気持ちだった。ファン投票での選出には、心から喜んだ。だが、期待に沿う結果を残せていない。そこに戸惑いがある。
「ファン投票で出られるのはうれしいし、ありがたいこと。ただ、今は成績に納得できていないし、まずはオールスターに出るのにふさわしい成績を残せるようにしたい」。最終中間発表では阪神藤浪がトップだった。「半分、諦めていたのもあります」と本音を口にした。
今季は開幕直後は好調を維持していたが、度重なる故障で2度の戦線離脱。5月中旬まで0点台を維持していた防御率は、最近4試合連続で本塁打を浴びた影響もあり2・97まで跳ね上がった。セ・リーグの代表として胸を張ってマウンドに上がるためにも、まずはチームでエースらしさを取り戻す。【鎌田真一郎】



