<西武0-11楽天>◇25日◇西武ドーム
打ちも打ったり、22安打!
楽天打線が1試合の球団最多安打記録を更新した。先発全員、毎回安打のおまけつき。投打がかみ合っての大勝にも、星野仙一監督(66)は怒鳴り声だ。「いつも、こういうゲームをやれってんだ。将大の時にこんなに点をとらなくていいんだ」。エース田中には多すぎる11得点の援護に、ひと言いわずにいられなかった。
好投手牧田の攻略がすべてだった。2番藤田、3番銀次の左打ちコンビで6安打を放ち、ボディーブローのように効いた。銀次は「なんで打てたんですかね。ボールは見えてないんですけど、振ればヒットになった」。勢いは止まらず、プロ初の5安打をマーク。今月12日に第1子の長男虎次郎(とらじろう)くんが誕生して以降の打率は4割5分5厘と、新米パパのバットは絶好調だ。
引導はマギーが渡した。4回に15号先制ソロで口火を切り、5回には左翼線への適時二塁打で牧田をKOした。4番ジョーンズはまるでタイミングが合わなかったように、下手投げを苦にする外国人選手は多いが「マギーはオープン戦で渡辺俊(ロッテ)からいい当たりを打ってた。打つと思ったよ」と田代打撃コーチ。来日1年目から対応力の高さが光る助っ人砲は、この日も頼もしかった。
攻略のポイントを、平石打撃コーチ補佐は「下からくる独特の軌道に対して、打てるゾーンにきたボールを打ちにいくことで確率を上げる。今日はたまたまうまくいった」と説明した。打席ごとに各打者の狙い球が明確で、安打が出るたびにベンチは活気づいた。試合前まで防御率1・48に抑えられていたサブマリンを打ち崩した集中力で、降板後もヒットパレードが止まらなかった。【柴田猛夫】




