<日本ハム4-2ソフトバンク>◇25日◇東京ドーム
ソフトバンクの方程式「150キロカルテット」は白星という正解寸前で狂った。2-1の8回に4番手ブライアン・ファルケンボーグ投手(35)が3失点。6回から五十嵐と岩崎がつないだバトンが落ち、抑えの千賀が取り残された。「本当だよ。先頭打者を出すから…。だからおかしくなる」。がっくりした秋山幸二監督(51)の口がとがった。
先頭大野に中前打されて、リズムを崩した。1死一、二塁でタイムをとった直後。アブレイユの二塁ベース脇のゴロをさばいた本多は二塁封殺から一塁送球がそれる適時失策で同点。「(アウトは)1つでいいよ。無理する必要はないのに。状況判断、状況判断」。指揮官は2年連続ゴールデングラブ賞の本多にも反省を求めた。2死満塁から稲葉に決勝2点適時打を浴び、身長2メートルの男はとぼとぼとベンチへ下がった。
ファルケンボーグは今季2度目の救援失敗。日本ハムには来日5年で28試合、27イニング連続の無失点で踏ん張っていたが、ついに途切れた。「調子が悪いわけでなかったが、稲葉さんに打たれた球は甘かった。今日は打たれたということ。長いシーズンの中でこういうこともある」。セットアッパーが冷静に割り切る一方、指揮官は逆転負けの熱に包まれていた。「ない方がいい。勝ち試合で投げる投手なんだから」。首位ロッテへ0・5ゲーム差に肉薄するはずが、3位へ後退。試合後も稲葉ジャンプで盛り上がる東京ドームを苦々しい表情で去った。【押谷謙爾】



