<オリックス4-1ロッテ>◇25日◇京セラドーム大阪
オリックスの大砲・李大浩内野手(31)が、球宴ファン投票選出御礼の1発を放った。1-1同点の6回、一塁に糸井を置き、ロッテ唐川の外角高めストレートを右翼ポール際へ12号決勝2ラン。「打った瞬間、入ると思った。軽く振ったけどシンに当たったからね」と自画自賛した。
気持ちを切り替えたばかりだった。22日に、シン・ヘジョン夫人の母が亡くなった。当日の試合後、夫人から連絡があった。23日の西武戦は延長12回引き分けの激闘で、李も9回に同点に追い付く本塁打を放った。だが「もし勝っていても、笑顔にはなれなかったと思う」という。21日は自身31回目の誕生日だったが、もちろんお祝い気分にはなれなかった。帰国できず葬儀などには参列できなかったため、花を贈った。
「本塁打は(亡くなった義母からの)プレゼントだと思う。(24日に)全て終わったので、今日は打ててチームも勝ってうれしい」と気丈に話した。胸の内に悲しみを秘めながら、豪快な1発で選んでくれたファンの支持に応えた。
森脇監督も「いいところで打ってくれた」と主砲の一打をたたえた。首位ロッテ戦の連敗を3で止め、借金も「1」とした。悲しみを乗り越えた李のバットがチームをさらに上昇気流に乗せる。【高垣誠】



