能見OK!
G撃ローテは不動だ!
阪神が、7月2日から甲子園で臨む首位巨人との夏の陣に、ワダノミクスが誇る3本の矢「能見、榎田、スタンリッジ」を放つ。左足に打球を受けたエース能見篤史投手(34)は一夜明け、問題なし。26日中日戦(金沢)を雨天中止となったが、スタンリッジはあす28日広島戦(甲子園)スライド登板から中5日で巨人戦へ。万全の態勢で迎え撃つ。
エースの負傷。相次ぐ雨天中止。アクシデントが重なる状況下でも、虎が目指すべきところはただ1つだ。「打倒巨人」。金沢での中日戦が雨天中止となり、中西投手コーチは先発ローテについて触れ「照準は巨人だ」とあらためて強調。7月2日からの甲子園決戦に、不動のG倒ローテで臨むことを明かした。能見、榎田、スタンリッジ-。今季G戦に放ってきた「3本の矢」を、これでもかとつぎ込む。
何より心配だったのがエース能見の負傷だった。前日25日の中日戦(富山)。完投目前の9回1死に和田の打球が左足首付近を直撃。緊急降板していた。前日は足を引きずっていたが、この日は問題なく歩行。球場でストレッチや体幹トレーニングを行い、ブルペンではマウンドに立ち、足を踏み出すなど状態を確認した。能見は「大丈夫じゃないの?
問題ないですよ」。中西コーチも「元気に歩いとったな。大丈夫そうや。予定通りいけそうやな」と、当初の予定通り巨人とのカード初戦に向かう。
今季、巨人との直接対決で6勝2敗1分けと大きく勝ち越している。ここまでの3カードはすべてこの3人が先発。能見2勝1敗(防御率1・88)榎田2勝0敗(同0・46)スタンリッジ1勝1敗(同1・71)とキラーぶりを発揮している。中西コーチは「前半良かったんだから、変える必要はないだろう。3本の矢でいくよ」と信頼感を強調した。
油断はない。この日先発予定だったスタンリッジは、スライドで28日広島戦に登板する。練習直後、中西コーチは「1週間飛ばそうと思っている。照準は巨人だからな」と、直接巨人戦に向かわせる考えを示していたが、スタンリッジが前回登板した12日・日本ハム戦から登板間隔が空きすぎることを考慮し、首脳陣で再度話し合った結果、スライドが決定。1度登板を挟み、弾みをつけて中5日で巨人3戦目に向かわせることになった。助っ人右腕はこの日、雨の中キャッチボール。その後ブルペンで入念に投げ込み、16日ぶりの実戦へ向け、調整した。
能見の回復具合などにより、3人の順番が前後する可能性はあるが、ワダノミクス自慢の3本の矢はぶれない。【山本大地】



