<DeNA0-9中日>◇28日◇横浜
守道竜が先発野手全員の15安打9得点の猛攻で、山井のノーヒットノーランを援護した。左肘痛から再起した1番大島洋平外野手(27)が1回先頭の口火打に適時打と2安打。96年以来となる初回7得点を奪った。投打が完璧にかみ合った今年一番の試合内容に高木監督も「アゲンストがフォローウインドに変わる」と大喜びだった。
山井ノーヒットノーランを導く、猛打爆発だ。初回、左肘痛から2試合ぶりにスタメン復帰した大島が右前打で出塁。帰ってきた1番の復活合図にみんなが続いた。荒木、クラークの3連打で1点を先制すると、和田、平田、堂上直もタイムリー。打者一巡で2打席目となった大島が、今度は中前適時打だ。竜の初回7得点は96年4月11日阪神戦(ナゴヤ球場)以来17年ぶり。大島に始まり大島が締めた猛打ショーで、初回で勝敗は決まった。
「緊張して守っていました。本当におめでとうございます」。大島も大興奮で山井を祝福した。自身の復活が快挙を後押ししただけに喜びも倍増だ。25日、富山での阪神戦前の練習中に左肘痛を発症し、今季初めて欠場。夜な夜なかかりつけの岐阜の病院に向かい、電気治療とマッサージを受けた。翌26日に金沢で再合流し、雨天中止が決まると再び岐阜へ。北陸と岐阜は片道約3時間、それを1往復半も特急しらさぎ号に揺られた。すべてはこの日、1番で出るためだった。
「初回はチャンスだったので思い切っていきました。(治療のおかげで)全然問題なくできました」。久々の笑顔がはじけた。左肘痛を発症する直前は不振で、高木監督が「外すかもしれない」とスタメン落ちを示唆。文字通りのケガの功名で鮮やかすぎる復活を遂げた。高木監督も「これで風向きが変わる。アゲンストがフォローウインドになるぞ!」と大喜び。投打がかみ合った今年一番の完璧な試合。さあ守道竜の逆襲だ。【松井清員】



