<オリックス1-2楽天>◇30日◇京セラドーム大阪
楽天が継投勝ちで貯金を今季最多で09年以来となる8とした。先発のダックワースが1回に先制されたが、6回1失点と粘りの投球を見せた。7回以降は小山伸、青山、ラズナーの継投で無失点。延長10回のマギーの決勝打につなげた。星野仙一監督(66)は「毎試合寿命が縮むよ。でも、スミ1安打か。トータルでピッチャーは頑張っているな」と投手陣をたたえた。
2回から延長10回までの9イニングは、4投手による“ノーヒットノーラン”だった。交流戦終了までで救援陣の防御率は4・98。中でも不振だったのが青山だ。5月下旬、悩む右腕を星野監督は監督室に呼び、「打たれてもいいから腕を振れ」と声をかけた。「不安もあるけど、送り出すときは『抑えてこい!』というつもりで使う」というのが星野流。打たれても翌日また起用する。だから青山も「腕が振れるようになってきた」と、失敗を恐れず思い切り投げられる。6月21日のリーグ戦再開後からの9試合では救援陣の防御率は3・26。指揮官の思いが選手に伝わってきた証しだ。
投手陣が踏ん張り、2カード連続で勝ち越しを決めた。明日2日からは2ゲーム差の首位ロッテと3連戦。首位奪取の可能性もある。星野監督は「まだまだ。1つずつ貯金を増やしていくだけ」と気を引き締めた。【斎藤庸裕】




