<ヤクルト0-2巨人>◇30日◇静岡
当たり前のように「0」を並べた。巨人の勝ちパターンに登場する“スコット鉄太朗”こと、スコット・マシソン(29)山口鉄也(29)西村健太朗(28)の3投手が完璧な仕事で無失点リレーを完成させた。2点リードの6回、先発杉内が2死二、三塁のピンチを背負った。原監督がマウンドに向かい、「マシソンで行こうと思うんだけど俊哉の考えを聞かせてくれ」と、杉内に問いかけた。「お任せします」。杉内も納得して継投が決まった。
絶対的な信頼が置ける勝利の方程式。マシソンは、たった1球でピンチをしのいでみせた。7回2死からは山口がつなぎ、最終回は西村が締めくくる。見慣れた光景が静岡でも繰り広げられた。6月26日の広島戦に続く2カード連続の無失点継投は、5月上旬の中日戦、広島戦でもマークしており今季2度目。盤石すぎるリレーは首位巨人の最強パーツとも言える。
ブルペンの充実は、2日からの阪神との首位決戦にもはずみがつく。8回2死三塁でバレンティンを三振にきった山口は「四球でもいいという気持ちで危ないとこだけは避けた。(無失点での勝利は)気持ちがいいですね」。マシソンも「ブルペンはみんな調子がいい。その中でも、山口、西村の3人で抑えられた。喜びもひとしおです」と笑った。自信がみなぎるリリーバー・トリオを引っさげて巨人が甲子園に乗り込む。【為田聡史】




