阪神和田豊監督(50)が3日、巨人との首位攻防戦最中の女性問題報道に謝罪した。今日4日発売の「週刊新潮」7月11日号で、1軍打撃コーチだった05年から約2年間、タレント星奈々(40)と不倫関係だったことが掲載された。

 和田監督は球団を通じて「シーズンが大事な時期に、一個人のことで一部週刊誌をにぎわせてしまい、関係者やファンの皆様には大変申し訳なく思っております」とのコメントを出した。同監督は高校の同級生だった夫人と1男2女がいる。

 同誌によれば、歌手松田聖子の大ファンである同監督と松田聖子のモノマネを得意にしている星は03年に知り合った。星は05年のハワイ優勝旅行にも同行したことなどを告白。関係解消後も連絡を取り合っていたという。

 阪神の四藤慶一郎球団専務は「プライベートのことなので、球団としてコメントすることはありません」と不問とする姿勢を強調した上で「関係者には自覚を持った行動をすることを、今後も徹底させていきます」と述べた。

 練習終了後の豪雨で巨人11回戦は中止となったが、同監督は神妙な顔つきでグラウンド入りした。就任1年目の昨季は5位。今季はここまで新戦力の活躍もあり、首位巨人と3・5ゲーム差の2位につけている。球団首脳は手腕を高く評価し、来季続投が基本線となっている。巨人との首位争いにファンが注目する中で、思わぬスキャンダルに見舞われた。