今日4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で5度目の先発マウンドに上がる日本ハム大谷翔平投手(18)は“足元”に注意を向けた。3日、ブルペンで32球を投げて最終調整し、マウンドへ上がって感触を確かめた。「やわらかめで、札幌ドームとは違うようなマウンド。足場を注意して、自分の歩幅でしっかりいけるように対応したい」と警戒した。

 日本の球場の中でも硬い部類に入る本拠地札幌ドームと、やわらかい土のヤフオクドームでは、感覚の違いに苦しむ投手が多い。日本ハムでも、かつてダルビッシュや斎藤らが、敗戦時に感触の違いに苦しんだと明かしたことがある。

 前回登板した先月26日のソフトバンク戦は、内川、長谷川に1発を浴びて6回3失点で降板した(勝敗つかず)。「いい打者がそろっている。(打たれたのは)全部甘い球。間違いなくとらえてくる」と同じ過ちは繰り返さない。

 過去4度の登板を「完全に(援護に)助けられている」と分析し、「いい投球で勝ちをつけられるように」と意気込んだ。栗山監督も「翔平が自分で勝ちに導いていかないと。悪ければ初回でも代える」と厳しい言葉で期待した。【本間翼】