日本野球機構(NPB)が統一球の仕様を秘密裏に変更していた問題が議論される7月10日のオーナー会議に、楽天三木谷浩史オーナー(48)が出席することが8日、明らかになった。三木谷氏がオーナー会議に出席するのは昨年夏のオーナー復帰後初めてとなる。コミッショナーの役割や選任方法の明確化を訴えてきた球団のトップとして、加藤良三コミッショナー(71)の責任を追及する可能性もある。

 この日、楽天井上オーナー代行は、三木谷オーナーから会議に出席するとの連絡があったことを明かし「三木谷オーナーは機構のガバナンス(統治)とかコンプライアンス(法令順守)の問題はきちんとすべきだと考えている。そういう立場から意見を言われると思います」と、話した。ただ、第三者委員会の最終報告がまとまるまで、個人の責任は追及しない方針。井上オーナー代行も「(個人の進退は)第三者委員会の報告を待って議論しましょう、ということ」と、あくまで組織の問題点についての意見を述べるとの見通しを示した。

 しかし、過去の因縁を考えれば、加藤コミッショナーの責任を問う声があがっても不思議ではない。昨年7月に再任された際、「コミッショナーの役割と選定方法を明確化すべきだ」と、無条件の任期延長に待ったをかけたのがオリックスと楽天の2球団だった。今回の議題にも「コミッショナーの選定方法」が入っている。議長を務めるオリックス宮内オーナー、そして6年ぶりに参戦する楽天三木谷オーナーの発言が注目される。