<ロッテ7-3ソフトバンク>◇17日◇QVCマリン

 ソフトバンクが前半戦を連敗で終え、2年連続の借金ターンとなった。これは負の足し算だ。守れない+抑えられない+ちょっと打てない+走れない=黒星。2戦連続で3回までに5点差を背負い、連敗。秋山幸二監督(51)の敗因分析は明確だった。

 「投打がかみ合わないというか、先発が(点を)取られて苦しくなっている。立ち上がり、立ち上がりどうするかだよ。自分はどういう投球をするか、というところをはっきりしないと。ヒットは出ているから」

 1回に福元が二ゴロを後逸する適時エラーで先制され、岩崎は続く今江、大松に適時打と、いきなり3失点。2回は適時打を放った荻野貴を刺そうとした田上が二塁へ悪送球し、ボールが右中間を転々とする間にダイヤモンドを1周された。気落ちしたように岩崎はブラゼルに2打席連続アーチを食らった。

 序盤に大量ビハインドを背負っては打線もはね返せない。おまけにこの9試合で2盗塁のチームから、11盗塁の本多が負傷で離脱した。盗塁が走塁のすべてではないが、攻撃面に散見し始める停滞感が色濃くなりかねない。さらにファルケンボーグが背中から首の張りを訴え、今日18日に出場選手登録抹消される。もう弱り目にたたり目だ。

 7カード連続勝ち越しなしの失速。交流戦優勝時点の貯金8から1カ月で借金2は、あまりに乱暴な“引き出し”ぶりだ。秋山監督は試合後、選手を集めて訓示した。

 「1週間ある。自分がプロに入ってどんな選手になりたかったのか、もう1度よく考えてやっていこう」

 失敗の数々を「混パ」を制するヒントにできるか。首脳陣の真価も問われる後半戦は1週間後に開幕する。【押谷謙爾】