<楽天3-2ロッテ>◇26日◇Kスタ宮城

 サヨナラ打を放ったのはマー君の女房・楽天嶋基宏捕手(28)だ。9回1死満塁。前打者松井が押し出し四球を選び、同点に追いついての打席。マウンドのロッテ益田を見つめ、考えた。「田中の試合で、絶対に負けられない。2死になったら、次の打者はもっと重圧が大きくなる。自分で決める」。5度のファウルでタイミングは合ってきた。フルカウントの11球目。直球を力みなく中前にはじき返した。

 打席に向かう前、ベンチから出てきた星野監督から「低めは捨てろ。ベルトの高さは、お前らしく振れ!」とサヨナラ打の指令を受けた。試合後の同監督も「3-2になって、何とかしてくれると思った」と、当然とばかりに淡々と振り返る。6月3日の中日戦、今季最初のサヨナラ勝利も、田中の先発で、嶋が決めた。今季2度目も決めたサヨナラ女房。「みんながつないでくれた結果。全員の勝利です」と言うが、田中の14連勝に嶋の功績は見逃せない。