<中日3-6巨人>◇26日◇ナゴヤドーム

 最後に特大のカミナリが落ちた。中日高木守道監督(72)の怒りの矛先は先発大野と遊撃堂上直だった。1回に森野のタイムリーで先制するも、3年目大野が4回6失点と期待はずれの乱調で逆転負け。井端のケガで遊撃に起用した堂上直も、さあ逆襲という4点差の5回無死一、二塁の場面で投手へのバントで三塁封殺と空回り。目をつり上げた指揮官は顔を真っ赤にさせた。

 「大野?

 あれは病気だもん。2アウトまですばらしいボールを投げて2アウトになると途端にストライクが入らん。(堂上直のバントは)サードに取らせな。何考えてるか分からん」と吐き捨てるように言った。今季の巨人戦連勝も5でストップ。期待しているからこそ88年組コンビが許せなかった。

 暗転劇の予兆だったのか。試合前からナゴヤドームの雰囲気はいつもより暗かった。この日は落雷による影響で約10%の照明がダウン。審判団と両球団とが協議してそのままの状態で試合が開始された。どんよりムードが最後までぬぐい去れなかったのか…?

 借金も再び2桁に戻った。切り替えが重要か、と問われた高木監督は「はい。そうです!」と不機嫌そうに会見を切り上げた。

 ちなみにナゴヤドームでは過去に落雷などによる停電で試合開始が遅れたり、中断するなど試合に影響したケースは99、04、05、06年と4度ある。05年の2位を除いて3度は優勝と、実は照明トラブルは吉兆のようだが…。【桝井聡】