<ソフトバンク3-0日本ハム>◇27日◇ヤフオクドーム

 珍しく自画自賛した。ソフトバンク摂津正投手(31)が10勝目。今季初完封を無四球で飾った。「自分でも納得できる完璧な投球。ほぼミスがなかったし、満足してます」。11年シーズンから先発転向後、3年連続で2桁勝利。球団では福岡移転後、07~10年に4年連続で記録した杉内以来、6人目。5年目で通算50勝に到達した。

 三塁も踏ませなかった。4回以降に許した走者は、失策の1人だけ。序盤は内角を思い切って突いた。「踏み込んでこられたら嫌だし、最初に内を見せておけば後が楽になる。明日以降もつながると思うので、それも考えてやった」。他の先発陣に与える好影響まで視野に入れた配球だった。4月の初対戦で二塁打を許した二刀流ルーキーの大谷も「警戒していった」と封じ込めた。

 球宴期間はあらためて下半身を鍛えた。「これから夏場に向けて、長い距離を走った」。中14日、後半戦の初登板で最高のピッチングを見せた。それでも笑顔はなかった。「まだまだ勝つつもりなので、いい通過点です」。チームは7月初の3連勝。10カードぶりの勝ち越しで勝率5割に戻した。優勝候補に、やっと上昇の兆しが出てきた。【大池和幸】