<ソフトバンク5-4日本ハム>◇28日◇ヤフオクドーム
鷹の祭典の最終戦を、泥臭い逆転で締めた。ソフトバンクが今季5度目の4連勝で9日以来の貯金1。恒例イベントは5年連続で勝ち越した。中継ぎ陣が踏ん張り、1点を追う8回に相手のミスも誘い2点を奪取。レギュラー確保へ燃える6番江川智晃外野手(26)が、うっちゃりの立役者となった。
4点を奪われ逆転された直後の4回、内川に続き2者連続となる6号ソロ。高め直球を左翼席中段まで豪快に運んだ。1点差に迫り、秋山監督に「ウッチー(内川)と江川の1発が大きかった」と言わしめる一撃。打った本人も「完璧だった」と振り返った。
8回の逆転劇には「足技」で貢献した。1死一塁から死球で出塁。ラヘアの投ゴロで、二塁に入った遊撃手の大引に猛烈なスライディングをかました。これが一塁への悪送球を誘って同点。山崎の勝ち越し内野安打につながった。
頭を切り替えた。4回の守備で、鶴岡の左翼への飛球に1歩前進する判断ミス。頭上を越され走者一掃の逆転打となり落ち込んだ。それでも試合前に田村バッテリーコーチに言われた「1つのことを引きずるな」との言葉を思い出し、直後の本塁打に直結させた。
首位打者争いする長谷川からも「バットの面で(球を)とらえすぎている」と指摘され、一直線に振り下ろすよう微修正。「ヤフオクドームで足を引っ張ってばかりだった。最後にいいところを見せられた」。試合前まで本拠地では打率2割5厘と振るわず。祭りのフィナーレに意地を見せた。同一カード3連勝は、急降下していた交流戦後では初めて。上位進出へ反撃態勢に入った。【大池和幸】



