<阪神0-1中日>◇7月31日◇甲子園
西川に負けん!
高卒2年目の阪神松田遼馬投手(19)が豪快な3者連続奪三振で沸かせた。スコアはわずか0-1の9回に登板。重圧のかかる場面でも動じない。先頭藤井には、フルカウントになっても外角高めの146キロ直球で空振り三振に抑えた。
荒木にもグイグイ押して148キロで空を切らせる。仕上げは平田だ。一転してスライダー3連投で見逃し三振。「3人を三振で抑えられて、自信になりました」と振り返った。相手先発は、同い年の西川だった。阪神打線を封じた投球と遜色のない内容。1軍デビューした7月13日DeNA戦(甲子園)から7試合、7回連続無失点に延ばした。
インパクト十分だ。わずか1点リードの展開でも抑え、必勝リレーに仲間入りする予感すら漂う。「試合数が増えて雰囲気に慣れてきました。最初より緊張もなくなり、周りを見る余裕も出てきた」と胸を張る。
まるで藤川(現カブス)をほうふつさせる直球の軌道だ。藤井に振らせた外角高めの直球は見逃せばボール球。ホップし、思わず打者が飛びつく球筋は「火の玉ストレート」とダブる。久しぶりの衝撃的な光景だった。藤川も大ブレーク前年の04年、7月下旬にシーズン初登板すると直球で押しまくり、31回で35奪三振。同じ高卒の剛腕がどこまで近づけるか、夢は果てしなく広がる。【酒井俊作】



