<ヤクルト8-2広島>◇3日◇神宮
“天敵”2人にまたも屈した。広島がヤクルトの新人小川に8回2点に抑え込まれ12勝目を献上し、バレンティンには2発5打点と投手陣が火だるまになった。小川には5戦5敗、バレンティンには今季9被弾24打点と完全にかもにされている。23日~25日の3連戦(マツダスタジアム)で再び小川、バレンティンと対戦する見込み。やられたらやり返せ、倍返しだ!
“天敵”2人によるやられっぷりが、あまりに情けなかったためなのか。指揮官は淡々としていた。
野村監督
(5回の1死)満塁で菊池と丸に1本出ていればね。まったく打てていないわけじゃない。失点の仕方も2点ずつ取られてね。同じ打者(バレンティン)に続けて本塁打されて、もったいない。
ヤクルトのライアン小川に対し、7回まで無得点。8回に菊池の三塁打をきっかけに、松山の適時打などで2点を奪ったが、すでに試合の大勢は決していた。これで小川には5戦5敗。初勝利、初完封、10勝目と節目の勝利をすべて献上。この試合も、1回に松山の右前打で本塁に突入した丸が憤死。5回には1死満塁から菊池、丸が連続三振。少ない好機を逃して、ハーラートップの12勝目を許した。野村謙二郎監督(46)は「イニングごとに配球パターンを変えたりしてくる」と攻略できなかったことを嘆いた。
打撃陣の天敵が小川なら、投手陣が顔も見たくないのがバレンティンだ。この試合でも先制タイムリーのあと、5回に中田が36号2ランを浴び、7回には3番手小野が2打席連続の37号2ランを被弾。今季、広島投手陣はバレンティンに3割6分6厘、9本塁打、24打点を喫している。セ・リーグ5チームで、3部門ですべてで最も打たれているのが広島だ。
山内投手コーチは「キレのいい球を低めに投げるしかない。慎重になりすぎても腕が振れずキレが出ないし」と投手陣の奮起を期待した。
23日からのマツダスタジアムでの3連戦でも、再び小川&バレンティンとの対決が見込まれる。この日唯一のタイムリーを打った松山は言った。「相手は新人だし、次はやり返さないと」。同じ相手にやられっぱなしではいられない。必ずリベンジする。【高垣誠】



